紫綬褒章の栄に浴し
2025/04/28
私この度、紫綬褒章の栄に浴し、心から嬉しく、また身の引き締まる思いでおります。
これも偏に、お客様の普段のご贔屓の賜物と、厚く御礼を申し上げます。
早速、大勢の皆様より、お祝いのお言葉、電報、電話やメールをいただき、ただただ有難く、
御礼申し上げます。
昭和55年4月、私は入門したばかりでしたが、師匠の先代柳家小さんが、紫綬褒章を受章しました。
あれから45年、とても感慨深く、改めて亡き師匠に、感謝の気持ちで一杯になっています。
大好きな落語で、暮らしていけるだけでありがたいのに、こんな栄誉に与り、恐縮の極みです。
これからも従前通り、芸の道に励んでまいります。
若い噺家たちがそれを見て、いささかなりとも参考にしてくれて、
それが落語界の発展につながったら、こんな嬉しい事はありません。
今後もよろしく、ご贔屓の程、お願い申し上げます。
柳亭 市馬